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十勝のスポーツバイク専門店| カクイチ・ヴェロ Kakuichi Velo > ブログ

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扱いや乗り方に要注意! クロスバイク、とくに<ローバイ>も

フィットネスと通勤、通学。

ママチャリやシティーサイクルを卒業して、せっかくなら気持ち良く、軽く、速く走れる自転車がクロスバイク。

スポーツバイクの入門、誰もが楽しめる自転車です。

MTBよりタイヤは細く、ロードバイクよりは太い。

ハンドルは真っ直ぐで、姿勢はママチャリとロードバイクの中間くらいで軽快に走る。

難しくはないけれど、ママチャリやシティーサイクルと同じ気分でいると困ることもあります。

(もちろんママチャリユーザーの方にも志の高い方は稀にいらっしゃるかと思いますが、ここでは一般論としてご理解ください)

 

 まず汚れっぱなし、放ったらかしはNGです。

保管場所に屋根がないので雨ざらしになる!?….そりゃまずいです、なんとしても屋内保管を!お願いします。

学生さんの中には買ってもらう時だけお利口さんにして、後は全然大事に扱ってくれない…そんな例をたくさん見てきています。

修理で自転車を運んできてくれるのはいつも親御さん。ご苦労おかけしています。

 

 どうしてこんなにパンクするの?…..って訊く方は少なくありませんが、運が悪いだけじゃないかもしれません。

空気圧を1ヶ月も診ていなかったり、安価で暗いライトのせいで釘とガラス片などいろんなものを踏んづけたり、

荷物が重い上に、段差でお尻の力をに抜かずにガツンガツン衝撃を受けていたり、タイヤを縁石にぶつけていたり、

スピードが出るからって、砂や小砂利の路面で滑って転んだり、

スマホでよそ見して転んだりぶつかったり…

クロスバイクが普及するにつれ、どうしてこんなになっちゃったの?と首をかしげたくなるような修理が増えました。

 

 クロスバイクは週1で空気圧のチェック、月1〜2回はチェーンの注油はして欲しい自転車。

ちなみに「ローバイ」(ロードバイクを皆さんそう呼ぶようです)は毎回乗車前にゲージで空気圧をチェックするのが基本です。

 北海道では自転車有効期間がほぼ半年。春先に空気入れてそのまま、さすがにタイヤが凹んでいる頃の秋にもう一回入れるというパターンの方々がとても多いようです。その感覚でスポーツ車の乗っているのはよろしくありません。。

 

 学生さんにヘルメット着用を勧めてもなかなかかぶってくれる方はいませんが、走行中の危険にはヘルメット着用を推奨。強く推奨します!

2023年4月1日から、道路交通法の一部改正により、年齢を問わず自転車に乗る全ての人にヘルメットの着用が努力義務化されることになりました。

努力義務にどの程度の影響力があるかというと甚だ怪しいですが、ヘルメットなくてもいいやと思っている方に限ってヒヤリとする場面や危険が多いはずです。

おおげさな~なんて思うなら、この割れたヘルメットを見てください。

ヘルメット着用していた学生さんが不注意で他の自転車と接触、転倒した時のものです。

もし被っていなかったらどうなっていたでしょう…???

 

  あれこれ長くなってしまいましたが…ざっと言うとこんなのが日本の街乗りスポーツ自転車の現状です。

 

 十勝の高校生の通学「ローバイ」風景もしかり。

学生服姿で友達とおしゃべりしながら歩道上を並んで走るような使い方は、ロードバイクには全く向いていません。

正直なところ、カゴ付きのシティーサイクルで通学する方が親御さんも安心じゃないかな?といつも見ていて思います。

 中にはゲージ付きのフロアポンプさえ用意していなかったり、その扱い方や乗車気分はもうシティーサイクルやママチャリのそれと変わりないようです。

スーパー、量販店やネットで何となくそれ風の仕様で廉価車(ロードのルック車)が売っているからか、余計にそうなっちゃうんでしょう。

学生の間でみんながクロスバイクや<ローバイ>乗ってる、そんな流行がいまあるようですし。

 

 スポーツ自転車にフレームサイズがあること、空気圧が大事なことを知らない人も多いですが、とりあえずみんなが楽しめる自転車、それがクロスバイク。

 

 当店で買っていただくお客さんには、納車時におよそ30分はレクチャーをさせていただいています。

同時に買ってもらうフロアポンプで空気圧の入れ方、必要であれば前輪の脱着の仕方、

サドルの高さや、変速機の使い方、心配な人には乗り降りの仕方まで教えちゃったりしています。

 

 購入後も大事です。いやむしろ購入後の方が大事です。

乗車頻度によりますが、乗り始めて1~2ヶ月経ったら点検しましょう!

新車はいろんな意味で<なじみ>があるので、再調整が必要になります。必ず!

変速ワイヤーはノビが出たり、調整は大なり小なりズレてきます。

ハンドルの根元や車輪の真ん中に、わずかなガタが出てくることだってある。

でも、壊れたわけじゃないので安心してください。

自転車にそういう付き合いはつきものです。

 

きちんと乗って、なじみ出すもの出してから、買ったお店で再調整を受ける。

1年、2年と経過するうちに消耗、摩耗や劣化の影響で必要な整備も出てきます。

買った後のメンテナンスをきちんとできるお店から購入しないと困りますよっ、てことだけは強調しておきます。

それでも、定期的にご自分でチェーンクリーニングと注油くらいは出来る、そんな自転車との付き合いをお願いしたいです。

 

 

  扱い方にもよりますが、高校生の通学3年間で、価格の1/3以上の整備費用は覚悟しておいてください。

 そんなにかけるくらいなら…と言われる方もいらっしゃいますが、エコなはずの自転車も修理に値せず使い捨て扱いされるなら、むしろ環境に良くないでしょう。

 

  コロナ禍によるバイクブームは終わりました。ブームは必ず終わります。

それでもコロナ以前よりスポーツ自転車に関心を持つようになった方は増えました。

せっかく自転車に興味をもっていただいたなら、愛車として長く付きあっていただけるよう願います。

 

(ヴェロテン)

 

納期遅延問題、やれやれ。

2年前から始まった納期遅延問題はいまだに深刻な影響を及ぼしています。

入荷直前2週間前になって2か月飛ばされた例もあり、お待ちいただいているお客さまには返す言葉もない状況です。

 

ここに来て一番問題となっているのは、中国のゼロコロナ政策ではないでしょうか?

上海のロックダウンは一部解除されたとはいえ、生産現場の人員は10分の1しかいないという話も出ています。

中国当局のいまだ厳しい管理のもとに、ヒトは動けず、モノは進みません。

ウイズコロナに政策転換すれば話は別ですが、面子を大事にする中国、共産党がそう簡単に方針を変えるとは思えません。

 

最近やたらとサプライチェーンという言葉をあちこちで聞くようになりましたが、

いま世の中のほとんどの商品製造は、中国なしでは成り立ちません。

中国依存のサプライチェーンの対極は地産地消でしょうか?

農産物ならともかく工業製品に至ってはそれは不可能ですね。

 

世界中が安い商品、安い労働力と効率を求めてきた結果(また日本が技術の安売りを奉仕してきた結果)、

非常に偏った構図になってきてしまったように思います。

 

ですが、ここで異議を唱えたところでどうになるものでもなし。

仕方なし、やれやれ、という態度でやり過ごすしかないのでしょう。

ただ半世紀を経て思うのは、人類って必ずしも正しい選択をしてきてはいないのだなぁということ。

いま正しいと思うことが、ホントに正しいとは限らない。

振り返ってみないと分からないものなんですね。

 

自転車の話に振りかえれば、ひとつ。

皆さん、いまある自転車を壊さないでください。転けないでください。

交換部品が来年までないかもしれないので…

くれぐれも気をつけてください。

ヴェロテン

 

 

 

やってはいけないこと 〜ディスクブレーキ仕様の注意

 新学期、ママチャリからクロスバイクやロードバイクに乗り換えて颯爽と走る歓びを体感している学生諸君。

 高価な自転車を君のために買ってくれたご両親やお祖父さん、お祖母さんに感謝して乗ってください。そして買ってもらった時だけではなく、汚れたら拭くぐらいの気持ちをもって、今後も大切に扱ってください。

 春に買っていただいたバイクが、秋にはすっかり汚れた姿でチェーンがキリキリ、傷だらけの悲しい姿になって戻ってくるのを見るのは、ホント辛いです…

 たまに外装を拭き掃除してくれるだけでも、私たちショップの人間としてはは嬉しいですし、将来的なバイクの状態もきっと違ってきます。

 月に一回はチェーンのクリーニングと注油、それが無理だったら注油だけでも…

 ただし、チェーンの注油に関して、やってはいけないことがあります。

今やトレックのクロスバイクも全てディスクブレーキ仕様となり、これを知らないと困ったことになってしまいます。

 絶対に、ブレーキ周辺に注油スプレーをかけないでください。

 物置にあった潤滑スプレー、ク◯5-56をチェーンにさ〜っと吹いてしまったら、THE END‼︎

乗って1ヶ月そこそこですが、1回のスプレー噴霧でブレーキが効かなくなった例

 

 その噴霧されたオイルはチェーンを飛び越えて、ディスクローター(銀色のプレート)に飛散してしまい、ブレーキパッドを汚染してしまうのです。

「ブレーキが効かないんですけど…」

「変な音がするんですけど…」

 油分がブレーキパッド内部に染み込んでしまうと、いくら洗浄しても戻りません。

 ディスクブレーキのパッドの交換以上の作業になります。

 ディスクローターを手でベタベタ触るのも避けてください。手についた油分もよろしくありません。

 洗浄は水と中性洗剤で可能ですが、脱脂についてはパーツクリーナーでも成分に注意が必要です。

 ブレーキ&パーツクリーナーと記されている商品でも、成分に油分が含まれているものもありますので、ご注意ください。

 最近はディスクブレーキ専用クリーナーという商品も出ていますので、こちらをお勧めします。

MUC-OFF  Disc Brake Cleaner¥1,969-(税込)