納期遅延問題、やれやれ。
2年前から始まった納期遅延問題はいまだに深刻な影響を及ぼしています。
入荷直前2週間前になって2か月飛ばされた例もあり、お待ちいただいているお客さまには返す言葉もない状況です。
ここに来て一番問題となっているのは、中国のゼロコロナ政策ではないでしょうか?
上海のロックダウンは一部解除されたとはいえ、生産現場の人員は10分の1しかいないという話も出ています。
中国当局のいまだ厳しい管理のもとに、ヒトは動けず、モノは進みません。
ウイズコロナに政策転換すれば話は別ですが、面子を大事にする中国、共産党がそう簡単に方針を変えるとは思えません。
最近やたらとサプライチェーンという言葉をあちこちで聞くようになりましたが、
いま世の中のほとんどの商品製造は、中国なしでは成り立ちません。
中国依存のサプライチェーンの対極は地産地消でしょうか?
農産物ならともかく工業製品に至ってはそれは不可能ですね。
世界中が安い商品、安い労働力と効率を求めてきた結果(また日本が技術の安売りを奉仕してきた結果)、
非常に偏った構図になってきてしまったように思います。
ですが、ここで異議を唱えたところでどうになるものでもなし。
仕方なし、やれやれ、という態度でやり過ごすしかないのでしょう。
ただ半世紀を経て思うのは、人類って必ずしも正しい選択をしてきてはいないのだなぁということ。
いま正しいと思うことが、ホントに正しいとは限らない。
振り返ってみないと分からないものなんですね。
自転車の話に振りかえれば、ひとつ。
皆さん、いまある自転車を壊さないでください。転けないでください。
交換部品が来年までないかもしれないので…
くれぐれも気をつけてください。
ヴェロテン