やってはいけないこと 〜ディスクブレーキ仕様の注意
新学期、ママチャリからクロスバイクやロードバイクに乗り換えて颯爽と走る歓びを体感している学生諸君。
高価な自転車を君のために買ってくれたご両親やお祖父さん、お祖母さんに感謝して乗ってください。そして買ってもらった時だけではなく、汚れたら拭くぐらいの気持ちをもって、今後も大切に扱ってください。
春に買っていただいたバイクが、秋にはすっかり汚れた姿でチェーンがキリキリ、傷だらけの悲しい姿になって戻ってくるのを見るのは、ホント辛いです…
たまに外装を拭き掃除してくれるだけでも、私たちショップの人間としてはは嬉しいですし、将来的なバイクの状態もきっと違ってきます。
月に一回はチェーンのクリーニングと注油、それが無理だったら注油だけでも…
ただし、チェーンの注油に関して、やってはいけないことがあります。
今やトレックのクロスバイクも全てディスクブレーキ仕様となり、これを知らないと困ったことになってしまいます。
絶対に、ブレーキ周辺に注油スプレーをかけないでください。
物置にあった潤滑スプレー、ク◯5-56をチェーンにさ〜っと吹いてしまったら、THE END‼︎
その噴霧されたオイルはチェーンを飛び越えて、ディスクローター(銀色のプレート)に飛散してしまい、ブレーキパッドを汚染してしまうのです。
「ブレーキが効かないんですけど…」
「変な音がするんですけど…」
油分がブレーキパッド内部に染み込んでしまうと、いくら洗浄しても戻りません。
ディスクブレーキのパッドの交換以上の作業になります。
ディスクローターを手でベタベタ触るのも避けてください。手についた油分もよろしくありません。
洗浄は水と中性洗剤で可能ですが、脱脂についてはパーツクリーナーでも成分に注意が必要です。
ブレーキ&パーツクリーナーと記されている商品でも、成分に油分が含まれているものもありますので、ご注意ください。
最近はディスクブレーキ専用クリーナーという商品も出ていますので、こちらをお勧めします。