5月全州ビビンバ、ソウルマッコリの旅③
3日目ソウル。韓国の自転車事情を視察するというのが、本来の目的です。
午前中まずは、南山タワーへのヒルクライムへ。
ドラマでもよく登場する、日本でいう東京タワーみたいなものでしょうか。観光客やカップルが夜景を見に来たり。YoutubeやSNSで現地のお洒落なサイクリストが集まるスポットだとは知っていましたので、是が非でも自転車でココまで登りたいと思っていました。
問題は逆車線での走行初体験であること、4〜6車線もあり車がアップダウンしながらビュンビュン攻めてくる街中を走る怖さ。南山タワーのどこの入口から自転車で上っていいのかという手探り状況。
スマホのNaverマップを頼りに出発しましたが、浮き足立っっていたのか、マップ上の方角を間違えて走り「あれ、なんで東大門まで来てしまったの?」と南下するところを北上していたりして。途中見つけたサイクリストが、南山タワーへ向かうものと勘違いして30キロ巡航でついて行ってしまったり。すっかり浮足立っちゃっていたのでしょう。自分でも呆れますが、結局10キロも無駄に市街地を走っていました。
国立演劇博物館を目印に上っていくと、ここだけでも5〜8%勾配は当たり前。短距離でもボリュームは十分です。
ここからは2.4km。上に行けばいくほど勾配はきついですが、休日には20〜30代のサイクリストが少人数、時に大勢のグループで上って来ました。
あとで訪ねたショップオーナーによると、韓国ではここ数年のロードバイクブーム。自転車は日常の手段ではなく、運動<운동(ウンドン)>のギアとして認知されています。
女性が非常に多いこと、ロゴや文字が少ないお洒落なウエア、明らかにバイクの平均価格が日本より高額なことが目につきました。
自転車はバス駐車場までしか行けず、タワーの真下へは自転車侵入禁止。写真くらいいいじゃないかと、駐車場のお兄さんにお願いしたらしゃ〜ないな、と見逃してくれましたが、掃除のアジュマ(おばさん)に「アンデぇ〜、アンデぇ〜」と怒られてしまいました。韓国はアジュマが一番強い国です。
帰り道がよくわからず他の自転車について下りましたが、公園の敷地を出てからも下り勾配はきつく、逆に街中でもチェーンが切れそうな上りの場所もあったり。距離が短くてもホント鍛えられますよ、南山タワー周辺は!
汗だくで宿に戻って、近場の食堂でビールと冷麺。最高でした。
ちなみに宿は今度で2回目の安宿。忠武路駅のすぐ裏、ドラマで犯人が逃げ込みそうな雰囲気ですが、働き者で親切なアジュマが迎えてくれる穴場です。