5月全州ビビンバ、ソウルマッコリの旅②
2日目、全州の朝。
全州は朝鮮王朝発祥の地で1200年以上の歴史があり、最も韓国らしい都市、食の都としても有名です。
まずは川沿いに南部市場に向かってサイクリング。
川の向こうでは露天市。採りたて野菜など食材がおもむろに地べたに並び賑わう様子はさすが「食は全州にあり」という感じです。
韓国の人達はホント運動(ウンド)が好きです。朝からアジュマ(おばさん)の開脚運動も気合が入ってました。韓国の人はホント運動が好きです。
全州韓屋村の周辺をブラブラ回りながら、慶基殿でパチリ。
今回全州に来た理由は、ソウル以外に地方都市に行って見たかったこと、そして食どころ全州で本場のビビンバを食べて見たかったことでした。
他にもいろいろ人気店はあるのでしょうけど、NHKの旅番組で観た「ハスクヨンカマッソビビンバ」へ向かうと、お昼時は激混みで回避。
一旦宿に自転車を置いて、街を散策しながら出直すことに。
あたりをウロウロしていると、クラフトビール店を見つけてグイッと一杯。全州に来てマッコリ呑まずにビールかよっ!てな感じですが、
アメリカ人と韓国人の夫婦で営んでいるらしく、韓国語もできなければ英語もさほどではない自分としては、きちんと英会話を習得していないことを今更ながら後悔する。
1〜2時間ほどやり過ごして、先ほどのビビンバの店に。
これで1人前。この店の特徴はかまど炊きご飯と、自家製の醬や新鮮素材。地方に行くとパンチャン(おかず)の品が増えるというけれどホントです。
いろんなおかずとチョングッチャン(納豆チゲ)の汁を入れつつ混ぜて行くのですが、中には混ぜてダメなものをあるらしく看板女将に「アンデ〜」と言って、私の代わりに具材をかき混ぜてくれました。その混ぜ方は、むしろ卵をとくようなスピード!空気を取り込むような手際の良さ。
ご飯より具がいっぱい、おかずいっぱいのボリュームで満腹。
ホントなら全州ではマッコリ酒場やコムナムル(もやし)クッパも食べたかったのですが、夕方には高速バスでソウルへ向かうため、今回は断念。
宿に戻って輪行準備した後、ホテルのご主人たちとスマホ翻訳で韓日交流。
同席した馴染み客のおじさんが対馬に旅行したことがあるという話から、韓国の人にとって一番近い日本は「対馬」という、当たり前のことを再認識させられました。釜山から目と鼻の先、近くて遠い、韓国と日本…。
韓国は都市間バスが鉄道よりも発達しています。この高速バスターミナルに様々な柄のバス会社が乗り入れていますが、すぐ近くにも別のバスターミナルがあり、さらに昨夜乗ってきた大韓リムジンバスはまた別のターミナルです。それぞれ格安料金で、等級もあります。
いつもチープな旅しかしない私ですが、このバスだけはプレミアムに。1台に21席のゆったりした超デラックスなバスですが、連休でしたので満席。韓国の知人に予約代行してもらって正解でした(日本語表示の予約アプリはありますが、決済は現地の携帯電話番号が必要)。
完全リクライニングシートで、ワイヤレス充電器もついてます。車内のワイパイ(WiFi)はもちろん、モニター画面にBT接続すればゲームもできそうな感じ(私はよくわかりませんが)。飛行機でいうファーストクラスが、バスだと2000円ちょっとです!
往きは渋滞で5時間半かかりましたが、帰りはビュンビュン飛ばして3時間かかりません。本来はこういうものらしいです。
ソウル市内の高速バスターミナルに到着してからは、普通のタクシーの後部座席に輪行バッグを載せて自分は助手席に。漢江を渡った向こうの忠武路にある常宿に向かいました…
(続く)