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十勝のスポーツバイク専門店| カクイチ・ヴェロ Kakuichi Velo > ブログ

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ロードバイクはママチャリ気分じゃ困ります

 通学の中高生達が「ローバイ」で歩道をいいスピードで走っている光景をよく見かけます。

 クロスバイクを始めとしたスポーツバイクが普及した結果でしょうか。

とは言え、走行マナーとバイクの取り扱いについては目を覆いたくなる場面が多々あります。

 ロードバイクは、日常の移動手段として必ずしも最適ではなく、雨で濡れても放ったらかしにしていい代物ではありません。

 毎日の空気圧の管理はもちろん、チェーンのクリーニングや注油などセルフメンテナンスの覚悟をもって乗るべきものです (べき、とか言いたくないのですが)。

 友達がみんな乗っているからオレも買って。

 スマホくっつけて乗りたい…というだけの流行の玩具として安易に乗っていただくのはいかがなものかと。

 事故も増えました。

 前方不注意で自ら車に後ろから当たってレクサスの弁償したって話も保険屋さんから聞きました。信号が青点滅したからピュッと横断歩道に出て車と接触とか。

 車と自転車、本当はどっちが悪いのか? 見ていないからわかりません。

 

 何故にこうなったんでしょう? 電柱にぶつかるなんて…

 首をかしげるような状態の修理案件が、ここ10年でぐっと増えました。

親御さんに聞いても情報はありません。都合の悪い情報は本人の口からは出てきませんから親御さんもわかりませんよね。

 中古のロードバイクを買っても整備費用が安くないのは当たり前です。扱いが悪ければ費用はかさみます。覚悟してください。

我々としても、チェーンサビサビで蜘蛛の巣貼った可哀想な自転車は見たくないんです。

 

 そもそもロードバイクは実用的ではないです。

 カゴなんかつきません。

 キックスタンドをつけなきゃいけない使い方は、そもそもロードバイク向きではありません。

定期試験が終わった後でしょうか、カラオケ店の前に風で倒れたロードバイクが何台も転がってます。

 

 でも、どうしても欲しい? 

 パチモンは知りませんが、安い買い物ではないですから、自転車を大事に扱えるかどうかをお子さんと親御さんでよく話し合ってください。

 ひと昔前は、本当にロードバイクを欲しい子はアルバイトで貯金して買いに来ました。

今は欲しがれば買ってもらえる子が多い時代です… 

 これから困窮するニッポンにおいて、将来に振り返ると今はどんな時代に見えるのでしょうか。

(ヴェロテン)

 

 

 

グレタさんの言う通りでした、すんません

続く連日の猛暑、台風、豪雨…。温暖化対策はもう手の打ちようがありません。

地球環境は「いまだ経験したことのない」異常を毎年繰り返し、エスカレートしていきます。

世界中が「グレタさんの言う通りでした、すんません」と素直に認める前に、事態はますます急速に深刻になり、対策としては結局何も実現していない。

こうしてみると、幼少期の穏やかな何事もない日常が、いかに尊いことなのか考えさせらえます。

 

では、人間は何の環境対策ができているのか?

自動車をEVにしても、バッテリー生産時の負荷が膨大なので解決はしません。

カーボンニュートラルなんぞ、シュミレーション上の数字とお金のやり取りで免罪符、もしくはまやかし。

企業イメージで株価を保つ手段にしか考えていないのでは?と疑ってしまいます。

 

日本で言うと、2020年にレジ袋有料化なんて手ぬるいことしている場合ではなかったはず。

商品パッケージにプラスチックを使用する製品と企業に税金を上乗せするくらいはすべきだったし、今からもそうすべきだと思います。

しかし現在の物価高騰と不況で、いまのニッポンには踏み切る度胸はないでしょう。

遅かった、すべてが先伸ばしにしたつけです。

政府と政治家には切迫感がなさすぎる。まずは国会議員定数を半分にしましょう。

そのくらいの度胸もないなら、今後のニッポンに何も期待できません。

 

自転車が環境にいいものとする話も、私にとっては複雑な心境です。

排気ガスこそ排出しませんが、自動車ほどではないにしても自転車の生産にも膨大な負荷が伴います。

修理に値しない安価で粗悪な自転車の台数を増やしても、環境が良くなるとは思えません。

結果は廃棄物を増やす「使い捨て」でしかないのです。

E-Bikeでさえ、バッテリー生産時の負荷を考えると…

常日頃、自転車のチェーン交換をお勧めしながらも、実は心苦しい「廃棄」作業です。

はたして自転車は環境にやさしいとどこまで言えるのか???

 

しょせん地球にとっては、人間の存在自体が迷惑な「負荷」でしかないのでは…そんな風に考えたことありませんか?

地球に申し訳ない気持ちを抱きながらも、この一連の人間の所業=騒ぎも地球の歴史の中では淘汰なのではないかと。

そんな迷惑な人類が、さらに宇宙開発を進めていくのも本当に歓迎すべきことなのかどうか?

核保有の問題も何もなす術もないまま、いまや中国だけでなくインドまで月面着陸し始める状況。

すでに問題化しているスペースデブリ(宇宙ごみ)も顧みず、やみくもに開発競争をくりひろげる人類。

われわれ人類は戦争ひとつ止められず、汚染させるステージを地球のみならず、今度は宇宙を汚染していくんでしょうか???

 

散々書いておいてなんですが、自分は焚火をしながらウダウダ文句言ってるだけなので、軽く受け流してください。

でも世の中も人間も、政治も経済も、よろしくない方向にしか進んでいませんね。

ウチのぼけた親父が昔から言ってました、資本主義は終わったと。

(ヴェロテン)

1/f(えふぶんのいち)ゆらぎ

 雪解けが進み、整備依頼も増えてきました。
今週末からバタバタしているかもしれませんが、何卒ご了承ください。

 さて、よくやくコロナ禍の終焉が見えつつあると思いきや、いまだロシアのウクライナ侵攻が続き、
北朝鮮のミサイル乱射、トルコ・シリア大地震と世の中は混迷が続いています。

 ニュースでは防衛予算増強と、インバウンド需要で外貨獲得の話題が何かと多いですが、どうなんでしょう?

「物価が安い国」(アジアの中でも経済的に劣勢にある国)として訪日観光客が増えているだけなのに、
いつの間にか観光が日本の基幹産業かのように扱われ、蕎麦をすすっちゃいけないみたいな行き過ぎた<おもてなし>に奔走する日本の姿に違和感を覚えるのは、頭の古い人間なのでしょうか…

 原発しかり、アベノミクスしかり、何が起きても誰も責任を取らないままダラダラと進むこの国の暮らしの中で、
老いとともに自堕落になっていく己を戒めたい気持ちと、諦念を覚えます。

 この冬は3回ソロキャンプを体験してみましたが、焚火をながめるくらいしか安らぐ瞬間がありません。
最低気温が-24℃だったとしても、またもや張りたくなる。自暴自棄とも思える、この衝動に自分でも驚いています。

 …ということで、今季のライドでは焚火に限らず、何かしら「1/f(えふぶんのいち)ゆらぎ」を求めて走ってみたいと思います。

(ヴェロテン)